あそび 1 元気に走り回る子どもの姿は、幼稚園の定番の一こま。子ども達は遊ぶのが仕事です、とは20年前にお会いしたある幼稚園の園長先生のおことば。 あそび 2 子どもたちのいろいろな 'あそび' がさらに発展し、さらに創造的になるような設えを建築に融合させたい。そんな想いであそび具をつくってきた。 あそび 3 子どもたちが何かを凝視している姿を見かけることは、多い。年を重ねるにつれ、純粋な想いで物事を見つめることが少なくなってゆく… あそび 4 子どもたちもみんなそれぞれの独自の世界を持っている。静かなるあそびを誘発するようなあそび具をもっと作りたいと思うが、これが難しい。 あそび 5 狭いところ低いところ、無理な体勢も子どもには関係がない。筋力は小さいが、体重が少ないので重力から受ける影響も小さい。 あそび 6 あそび具は、作りすぎるとろくなことがないのはよくわかる。 けれども、その一歩手前で止めるのが難しい。 あそび 7 もちろん、作るほうだって子どもたちがどのようにあそんでくれるのか考えてはいる。 想像通りに元気にあそんでくれるとそれは嬉しいが、思わぬあそび方をしてくれると、さらに嬉しい。 あそび 8 ときおり子どもたちが仕事をしているのを見かけることがある。いつにも増して真剣そのものである。,その生産的なあそびでは、幼さの中にも次世代を担う逞しさが感じられる。